マイクラ鯖をWebGUIで管理できるツール「Crafty Controller」をインストールして試してみた

HowTo

どうもおはこんばんにちは、yotakun4132です。

久々にMinecraftで工業Modで遊ぼうと思いサーバーを構築しようと思ったのですが、構築が面倒すぎて簡単に構築できるツール無いかなーと調べていたところ、このツールを発見しました。

Crafty Controllerとは

Crafty Controller は、無料のオープンソースの Minecraft ランチャーおよびマネージャーで、ユーザーは使いやすいインターフェースから Minecraft サーバーを起動および管理できます。インターフェースは、デフォルトでローカル ネットワーク上のデバイスからアクセス可能なセルフホスト型 Web サーバーとして実行され、ポート転送によってローカル ネットワーク外の外部アクセスを提供することができます。Crafty は簡単にインストールして使用できるように設計されており、始めるのに必要なのは、少しの技術知識と学習意欲だけです。Crafty Controller は Arcadia Technology によって現在も積極的に開発されており、ソフトウェアに大きな改良が継続的に行われています。Crafty

Controller は機能豊富なパネルで、サーバーの作成と実行、プレーヤーの管理、コマンドの実行、サーバー設定の変更、サーバー ファイルの表示と編集、バックアップの作成を行うことができます。Crafty Controller を使用すると、多数の Minecraft サーバーを別々のバージョンで簡単に直感的に管理できます。

要するに

  • サーバー作成 (Java/Bedrock)
  • サーバーのインポート
  • ファイルマネージャー
  • スケジューラー (定期/cron風)
  • バックアップ/復元
  • ユーザー・ロール管理
  • メトリクス表示
  • ファイルアップロードの制限設定
  • TLS/HTTPS/セキュリティ

といった機能があるようです。
Forge等のmodpackをUIでインストールする機能はまだ完全では内容で、一部CLIで操作する必要があるみたいですね。

強みはインストールが簡単複数環境(Java/Bedrock)を切り替え可能、ユーザー・ロール・権限設定があるため、複数管理者や共有用途に対応、といったところでしょうか。

このソフトウェアのターゲットは「友人とMinecraftをプレイしたいけど、サーバーの設定は鯖主が居る時しかさわれない」「公開サーバーの運用を複数人で行いたい」といったところでしょうか。

早速インストールしてみる

環境

  • Proxmox VE VM
  • Ubuntu Server 24.04 LTS
  • 4vCPU
  • RAM 16GB
  • DISK 32GB

手順

公式ガイドに従ってインストールしていきます。

Linux - Crafty Documentation
Crafty 4's Technical Documentation & API Reference

初期セットアップだけ終わらせた状態

いつものやつとgitをインストールします。

$ sudo apt update && sudo apt upgrade && sudo apt install git

GitからCrafty Controllerをダウンロードします。

$ git clone https://gitlab.com/crafty-controller/crafty-installer-4.0.git && \
> cd crafty-installer-4.0 && \
> sudo ./install_crafty.sh

Crafty Controllerのダウンロードが完了すると、インストーラーが起動しました。

OSを自動で検出してなんか色々やってくれるみたいですね。便利
質問に答えていきます。

Install ubuntu_24_04.sh requirements? - ['y', 'n']: 

y

Install Crafty to this directory? /var/opt/minecraft/crafty - ['y', 'n']: 

y

Do you want us to fix this permission issue? - ['y', 'n']: 

y

Which branch of Crafty would you like to run? - ['master', 'dev']: 

master

Would you like to make a service file for Crafty? - ['y', 'n']: 

y

$ sudo systemctl start crafty
$ sudo systemctl enable crafty

これでインストール完了です。非常に簡単

GUIにアクセスしてみる

https://[サーバーのIPアドレス]:8443
にアクセスします。httpではなくhttpsなので注意。

ログイン画面が出てきました。

初期ユーザーは admin ですが、パスワードはサーバー内の default-creds.txt に生成されているとのことなので確認する必要があります。

$ sudo cat /var/opt/minecraft/crafty/crafty-4/app/config/default-creds.txt
{
    "username": "admin",
    "password": "ここにパスワードが記載",
    "info": "This is NOT where you change your password. This file is only a means to give you a default password."

長いパスワードが表示されるので、コピペしましょう。Authenticator Codeの部分は空欄で大丈夫です。

入力したらLog Inしてください。

ダッシュボードが表示されました。赤いリボンには多要素認証を設定しろ!と言われていますね。後で登録します。

セキュリティの設定

現在はadminでログインしています。自分を登録しましょう。

Panel SettingsからadminをEditします。

こんな画面が出てきます。

Change Usernameをクリックして、自分の好きなユーザー名に変更、
Change Passwordをクリックして、自分の好きなパスワードに変更してください。
言語の変更もこの画面からできます。

設定を保存したら、早速サーバーを立てて見ましょう。

Minecraftサーバーを立てる

左のメニューからサーバーをクリックし、新しいサーバーを作成をクリックします。

これがサーバーを作成する画面です。基本的に「一からサーバーを作成」を使ってサーバーを立てることになります。

適当にサーバーを立てて見ましょう。

サーバーの種類はMinecraft serversです。Minecraft serversを選択すると勝手にvanila、最新バージョンが選択されます。
サーバー名も適当に決めて、とりあえずサーバーを作成をクリックしてみます。

サーバーが作成されました。サーバー一覧に今作ったサーバーが表示されています。「操作」から起動してみます。初回起動時はEULAの同意を求められるので、同意します。

補足 : 私の環境だけかもしれませんが、Chromeの拡張機能のADBlockerを有効にしているとサーバーを起動できなかったので、このサイトだけ無効にするなど操作が必要でした。

起動すると状態がオンラインになります。サーバーに接続する際は、Crafty ControllerのサーバーIPで接続できます。ポート番号を変更した場合は[IPアドレス]:[ポート番号]のようにしてアクセスしましょう。

無事動きました。

非常に簡単にMinecraftサーバーを構築できるツール「Crafty Controller」。友人とマイクラやりたいときに、サーバーに詳しくない友人でもこのWebUIをNAPTとかVPNとかで接続できるようにしてやれば、いつでもマイクラをプレイできます。非常に面白いので私ももっと遊んでみようと思います。

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました